GDPとは、国内総生産（Gross Domestic Product）の略、
ある国のある期間（通常は1年）において、
その国で生産されたすべての最終財・最終サービスの総額を表す指標です。
GDPは、国の経済力や成長率、国民の生活水準などを測るためによく用いられます。
GDPの計算方法。
GDP = 個人消費支出 + 投資 + 政 府支出 + 純輸出（輸出額 – 輸入額）
個人消費支出は、国内の家庭や個人が消費する財・サービスの総額を表します。
投資は、企業や個人が行う設備投資や在庫投資などを含みます。
政府支出は、国や地方自治体が行う公共事業や社会保障費、国防費などを指します。
純輸出は、国内から輸出された財・サービスの額から輸入された財・サービスの額を引いたものです。
GDPは、国の経済活動を総合的に表す指標であるため、
GDPの変化率がプラスであれば、その国の経済成長があったと言えます。
ただし、GDPが高いということは、その国の経済力が強いということにはならず、
国民の生活水準や福祉については反映されない場合があります。
2021年現在、日本のGDP（国内総生産）は
約4兆4,400億ドル（約480兆円）と推定されています。
日本は先進国の一つであり、GDPにおいても世界第3位の規模を誇っています。
ただし、日本のGDP成長率は近年低迷しており、
経済的な課題が多く存在しています。
例えば、高齢化や少子化による人口減少、デフレーションの長期化、
財政赤字や社会保障費の増大などが挙げられます。
政府はこれらの課題に対処するため、様々な経済政策を推進しています。
2023年の日本のGDP（国内総生産）について、
経済調査会社や投資銀行などが発表している予測によれば、
2023年の日本のGDPは前年比でプラス成長するとの見方が多いようです。
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